Marco3jp Advent Calendar 2024 Day7 今年行った中で一番良かった飲食店の話

まえおき

今年どれくらい新規開拓したかわからないけど、ざっくり調べた感じだと少なくとも20軒くらいは初めて行くお店に行ってたらしい
まあそのうち半分くらいはグループの飲み会とか飲み目的で、グルメ的なところを重視したお店は多くなかったみたいなんだけど、めちゃくちゃいいお店があったので書くよ
料理と酒の両面を持って満足することが多いのと、魚・鶏肉・日本酒が特に好きで、ビールや芋焼酎も結構好きな人なので参考までに
(それはそうと、この文章は1/2に書いているので実は去年の話なんですよね)

本題

JR中央本線の国分寺駅が最寄り駅となる『もがみ』が今年一番良かったお店でした
年末頃に出会って、あまりに良すぎて駆け込みでまた年末に再訪してしまうほどに印象深かったお店

インターネット上であまり情報が見つからない(公式情報が見当たらない)ので、グルメサイトを貼っときます
(一応若干の高価格帯ではあって、一般的な居酒屋(3k~5kくらい)に対して10倍とかの極端な高級店ではないけど、大体2倍前後の価格帯って認識だと安心かも)

食べログ
Retty

良かったポイント

  • とにかく料理が美味しい
  • 1人でも楽しんで良いのかもと思わせてくれた

料理の美味しさ

とにかく料理が美味しい
ここでいう『美味しい』は喜びや感動のような感情が濁流のように流れるレベルのもので、デカい声を上げたいという感情のその一歩先にいる旨さ(デカい声はどうにか抑えました)
最初に訪問した際、雰囲気や最初のおしぼり・お通しの接客、そのお通しの選定や美味しさだけでお店への信頼が芽生えたのを鮮明に覚えている
とはいえ初めてなので刺盛りを頼んだんですが、その刺盛りがあまりにも美味しくて、ここでは妥協なく美味しいを楽しんで良いんだと思えて嬉しかった

そのテンションで『ぶり大根』の文字を見て、普段はあまり食べない(パサつきがちなので)のに、ここなら絶対に美味しいだろうと思って頼んだ
まず盛り付けから圧巻、大根の分厚さ(味を仕込むの大変だろうに……)とその上に乗るぶりたち、食器と相まって王冠のようだと感じてひれ伏したほうが良いかと逡巡してしまった
当然のようにしっとりとしていて脂のノリが輝きながら出汁の効いたぶりが人生を直撃。同じ料理名で出して良い料理ではない、本当にそう思った瞬間だった

あとは再訪した際に味わったあん肝ポン酢にも感動を覚えた
もみじおろしらしきものがわずかにだけ乗っていたが、この辛味のキレが本当に良かった
表面にまとわるポン酢の塩味と酸味が旨味を引き立てつつも辛味が追い越してインパクトを出し、あん肝の甘みをお膳立てしていて、小さな器に広がる世界のあまりある大きな威力で心底驚かされてしまった

『1人でも楽しんで良いのかも』

こちらのお店には盛り合わせセットが1人向けに用意されているのが本当に嬉しい
比較的高単価なこともあって1品頼むと1000円前後増えるので、1人では色々な種類を頼みづらいところを数点まとめて出してくれるのが単純に楽しめて嬉しい
盛り合わせの組み合わせがとてもよくて、メリハリある一品(あん肝ポン酢の例)から落ち着いた一品(なめこおろし)、素材特化の一品(小さな貝を爪楊枝で取るやつ)など広くて楽しかった
料理としての側面はもちろんのこと、わざわざメニューにそれを置いてくれていることで1人への許容があるとわかるし、そのメニューと合うお酒などを楽しめばお店として最低ラインのクリアにはなるんだろうな、という安心感があった

その他

  • 日本酒が色々あって楽しい。メニューの表記が産地、酒種(純米とか吟醸とか)、酒米で選びやすくて嬉しい
  • ビールも美味しい。黒ラベルがおいてあるんだけど、泡の作りが本当に良くて注ぐのが上手い方がいると思う
    • プレモルと黒ラベルが日本のビールだと1, 2で好きなので選定も刺さって嬉しい
  • 飯も酒もうますぎるため集中してしまい、自然と大慌てで飲酒をしてしまう。気をつける必要がある
    • 価格帯もあって私のカジュアル基準でいちゃダメだろうと思って、ちょっとだけ緊張気味というか、固めにいるのもあってダラダラできない。難しいね
  • 把握してる範囲(インスタとかなさそう)だと当日のメニューを事前に確認できないので、セトリをその場で組む必要がある
    • 本当に料理が美味しいのであまり不安はないけど、わかる料理がなかったらどうしようとか不安の残る部分はある