のーたいとる(2021-03-05版)
寝るかといいつつ色々調べものをしていて、権利というものを意識するインターネットになってよかったんだよな、よかったんだよな?っていうすごく悩ましい思いになっている
— Marco (@Marco_utau) March 4, 2021
これの話。私が最初にインターネット文化的なものに触れたのはうごくメモ帳。棒人間やらひとり声変え掛け合い、歌ってみたも書いてみたも見てたと思う。ここはまあ、厳密にはアウトなものもあったけど、オリジナルコンテンツの比重が高かったかも。
んでニコニコ動画。権利の闇鍋みたいな場所。アイマスもニコマスからハマったし、I’veも超会議 -> ニコニコ動画上の作業用BGMと題した違法溶接職人による動画からハマった。
ニコニコ動画についてはまだまだある。ボカロから生まれたN次創作、厳密に権利を守っていたものはどれだけあったんだろう。でもボカロ界隈じゃこの権利の侵害は普通だと思う。これは今でも思うし、侵害されたと思っていた人は皆無なんじゃないのかな。オケ使ってくれって、ピアプロとか斧に投げてたよね。
合唱的なやつだって勝手につなげていたものは多いし、音MADやらその他権利なんて言葉を前世に置いてきたみたいな作品ばっかだと思う。
にこさうんどやらにこみみやら、グレーっていうか黒いサービスもおかしいけどおかしくない、っていうすげー闇の世界。
でも2chまとめはかなり揉めた。嫌儲とか色々絡めて、こっちは結構でかい問題になった。
でもなんか、結局今だってテレビの番組はYouTubeに非公式で投げられているし、原盤だって投げられている。無理やりどうにかはしているけど、どうにかなっているわけじゃない。
うーん、じゃあニコニコ動画の闇はよくて、YouTubeの闇はいいんだろうか。TwitchでDJするのは?
権利ってのはすごく難しいな。今の自分として、作品には相応な対価をという気持ちはあるけど、これって決して権利に対しての対価ではないんですよね。権利をないがしろにされて、対価で必ずしも済むわけじゃないということもある。
例えばインターネットで違法配信された漫画を読んで、そこからファンになってシリーズ一式新品で買い揃えました!っていうのが、作者にとっていいと思うか悪いかと思うかは難しいと思うんですよ。
街中でJASRACに権利取らずに流れている音楽を聴いて、そこから好きになって音源を買ってくれたっていうのはじゃあどうなんだろうっていう。
ゲーム実況からゲームを買ったっていうのはどうなのか。
単に権利を侵害したからダメとか、アングラだから権利を侵害してもいいとか、もうインターネットはそんな世界じゃないんだろう。
10年インターネット使ってきたぼくでさえ、インターネットの影響力が強まっているっていうのはなんとなくわかるんですよ。
インターネットには嘘ばっかりだなんて思って生きてきたんですから。嘘書いて捕まる世界と同じわけがないんですよ。
アンダーグラウンドな世界は確かに誰かにとって最悪かもしれないんだけど、誰かにとっては最高だったりしてさ、どっかにアンダーグラウンドがあって、寛容でいてくれたらいいのにななんて思ったりしたんだよ。
夢の中で生きていたいなあ。